1.密接距離:ごく親しい人に許される空間:味覚限界
・近接相(0~15 cm)
抱きしめられる距離
・遠方相(15~45 cm)
頭や腰や脚が簡単に触れ合うことはないが、手で相手に触れるくらいの距離
2.個体距離:相手の表情が読み取れる空間:触覚限界
・近接相(45~75 cm)
相手を捕まえられる距離
・遠方相(75~120 cm)
両方が手を伸ばせば指先が触れ合うことができる距離
3.社会距離:相手に手は届きつらいが、容易に会話ができる空間:臭覚限界
・近接相(1.2 m~2 m)
知らない人同士が会話をしたり、商談をする場合に用いられる距離
・遠方相(2 m~3.5 m)
公式な商談で用いられる距離
4.公共距離:複数の相手が見渡せる空間:聴覚・視覚限界
・近接相(3.5 m~7 m) 聴覚限界
2者の関係が個人的なものではなく、後援者と聴衆というような場合の距離
・遠方相(7 m~) 視覚限界
一般人が社会的な要人にある人物と面会するような場合におかれる距離
参考:エドワード・ホール『かくれた次元』日高敏隆・佐藤信行共訳、みすず書房、1970年