社会課題


課題1:シニアスペシャリストのアクティブシニア化


・現代社会では、シニアの7割の方が悩みや不安を抱えていますが、3割の方がアクティブシニアとして健康面はともかく少なくとも金銭面での悩みや不安もなく悠々自適な生活を過ごしている。

専門的な知識を有するスペシャリストである技術者・研究者は、現役時代に人付き合いよりも技術に拘り人脈作りが下手な方が多く、退職後に仕事はしたくても、どこからも声がかからない。

 

シニアスペシャリストがアクティブシニアとして活躍できる仕組み作りが必要


課題2:心の拠り所喪失


日本国内では、従来から核家族化や少子高齢化の加速に伴う単身世帯や単身高齢者の増加により、現実(Real)空間上の家族や友人や知人達とのリアルで質の高いFace to Faceのコミュニケーションの機会が減少

・最近の日常生活に対する意識調査(犯罪白書(令和4年度版)によれば、充実感は、20代から50まで年代毎に減少する傾向にあり50代が最小になっています。また、満足感は、30代が最大で40代が最小です。勤勉に働くだけでは充実感も満足感も得らない人が多数存在しています。

 

自分自身の信念や自信と言った精神的な「心の拠り所」を喪失


課題3:孤独感の増大


孤独感は、犯罪の被害者だけではなく加害者の感情に大きな悪影響を与え闇バイト関連事件を含む犯罪発生の原因の一つであり、その解消・低減は喫緊の社会課題

 

特に、単身世帯や単身高齢者は社会的に孤立した生活環境になりやすく、心の拠り所を失うことにより不安や悩みを抱え孤独感が増大する傾向にあります。その結果、個人と社会全体の活力低下が危惧されています。(内閣府では、2023年から孤立・孤独対策室を設置し検討開始)