行動支援


人間活動の基本プロセス



 人間活動の基本プロセスは、個々の才能を遺憾なく発揮して、予め設定した達成目標に向かって試行錯誤(実行)を繰り返し達成目標に限りなく近い成果を得ることです。

 

 個人の才能は、3つの力(体力・気力・知力)に依存します。才能を最大限に発揮して目標を達成するためには、常に3つの力に加えてその基となる潜在的能力の向上に努めることが必要です。潜在的能力は、誰もが内に潜めていて普段は気付かないがいざという時に意外な成果を生み出します。才能を伸ばすには、実行を通した経験と学習の積み重ねが重要です。

 

 一方、上記基本プロセスの達成目標設定に必要不可欠となるのがイメージ力です。イメージ力は、誰もが持っている「頭の中に映像(画像)を作り出す力」であり、「あるべき姿」の描き具体的な達成目標の設定に役立ちます。


感情付き心象+知識


 インシデントは、意識とその反応を考慮すると、第1段階の感覚反応、第2段階の感情反応の後、第3段階の思考や第4段階の意欲の反応に至ります。

 

 情報を正確に相手に伝えるためには、5W1H(「When:いつ」、「Where:どこで」、「Who:だれが」、「What:何を」、「Why:なぜ」、「How:どのように」)で言葉を整理することが望ましいと言われています。5W1Hは、自分が現時点で所有している「知識」に依存します。

 

 インシデントに遭遇した際に、自分の感動体験である「感情付き心象」とスマホの検索・位置情報サービスの利用により収集した「知識」がリンクすることにより、心象と感情と5W1Hの知識との紐づけが可能になります。その結果、以下のような反応と成果が期待できます。

 

<第3段階の思考プロセスの反応>

 ・感情付き心象と知識を元に考察します。

 ・特に、知識は、「Why:なぜ」や「How:どのように」を含むの5W1Hの紐付けにより、何故(Why)このような事態になったのか、「How:どのように」)してこのような行動を起こしたのか等の理由が明確になります。

 

<第4段階の意欲プロセスの反応>

 ・従来の行動の有意性や課題を理解した上で、再発防止や回避行動が実行できます。

 ・どうすれば(How)という手段や方法が示唆されればコストパフォーマンスの良い効率的な行動を選択できます。


感情移入映像の活用


 感情移入映像は、

感情付き心象+知識

と定義しました。

 感情移入映像の生成履歴を「あるべき姿」に対するイメージ力向上に繋げます。また、本来、不可視性(インビジブル)が高く内面的な意識を他人に顕在化するには、お互いにWin-Winとなるような明確な相互互恵関係も必要です。更に、単に過去の思い出の感傷に浸るだけではなく意識を意欲レベルのポジティブな衝動に向上させ、インシデントに対する行動の達成目標の設定や日常生活での生き甲斐の創出に繋げます。 


波及効果


ゲーマ


・過去のゲームでの感動体験を感情移入映像記録から呼び起こす

・発生したインシデントに対する過去の認知・判断の成功事例のフィードバック

ゲームに対する勝率と上達スピードの加速


高齢者


・過去の感動体験を感情移入映像記録から呼び起こす

・発生したインシデントに対する過去の認知・判断の成功事例のフィードバック

・認知・判断能力の低下を抑制

・記憶の経年喪失を低減(記録として永代使用化)

生産年齢向上


自分自身


・感情移入映像から自分だけの日記や自分史を作成

・日記や自分史は、プライベートな個人情報を含み原則非公開

・一部分公開することにより、自分の関心事について他人との情報交換や情報共有することも可能

仲間作り:FacebookやLINE等のSNSグループチャットへの感情移入映像投稿