テーマ案


1.感染症対策


提案者:德田 清仁 (2023.5.1)


 最近は、COVID-19の感染者数も減少傾向にあり、2023年3月13日よりマスクの着脱は個人の判断に委ねるレベルまで改善しています。一方、この3年間の死者数は世界中で約688万2千人、日本国内で約7万3千人(2023年3月10日)となっています。伝染病は自然災害の一つですが、まさか自分の人生のなかで、このような感染パンデミックに遭遇し甚大な被害を被ることになるとは誰も想定していませんでした。

 災害対策の基本は、自助の精神を発揮して自分や自分の家族の身は自分で守ることです。しかしながら、ウイルス感染には公助としてのワクチン接種しか効かなかったことは事実です。

 感染拡大状況下の2021年当時に、自宅療養者の死亡事案の発生に非常に危惧しました。共助の取り組みを活用した死亡事案低減策を検討しました。

 2023年5月8日より、新型コロナは感染症法上、毎年流行するインフルエンザと同じ5類扱いになり対策は個人に委ねられることになりました。今後、コロナ感染は、流行が繰り返されるエンデミック状態になると言われており、コロナ感染リスクは引き続き残存しています。

 第1回目のコミュニティミーティングでは、当方が発起人として「新型コロナウィルス感染対策」を紹介させて頂き、皆さんでディスカッションさせて頂ければ幸いです。



2.5感情報通信


提案者:德田 清仁 (2023.5.12)


 コロナ禍での新しい生活様式では、マスク着用や3蜜(密接、密集、密閉)回避が推奨され、感染対策としては効果があった反面、人と人とのFace to Faceのコミュニケーションの機会が減り単身者の孤立・孤独といった新たな社会課題も出てきました。

 5感情報通信は、人間の基本的な感覚である5感(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚)を相互に交換する仕組みです。離れていても現実感のあるコミュニケーションを可能にする仮想的な密接・密集空間の実現を目指します。具体的には、ヒト間で自分のホログラフィ3D空間像を相互に交換し、あたかも相手の身近に自分の分身(アバター)がいる仮想密接状態を生成します。さらに、交換する人達が増えれば仮想密集状態になります。

 5感情報通信の実現には、

1.円滑な意思疎通

 ・5感センシング情報をヒト間でリアルタイム共有

2.臨場感向上

  ・視覚情報として2D映像に加えてホログラフィ3D空間像を活用

等が必要不可欠となります。

 現在、

 ①感性・心象情報通信

 ・5感センシング情報+αの伝達

 ・α:感性や心象

 ②データの圧縮伝送

 ・大規模ホログラフィ3D空間像情報の圧縮

等の 技術調査を実施中です。今後、共同研究パートナーを増やして加速していきたいと考えています。