自動化が進んでいる新幹線や航空機(ハイテク旅客機)の自動化レベルは3ということができる.新幹線や航空機は,定常状態では自動運転や自動操縦が行われており,発信・停止時や離着陸時など,必要なときには運転士やパイロットが運転や操縦を行っているからである.新幹線や航空機では実際に機能しているレベル3は,自動車では二つの大きな問題がある.
一つの問題は,レベル3で自動運転中のドライバ(もはや乗客であるが)は,何をするか,何ができるかである.レベル3の自動運転の機能によるが,高機能のレベル3では,ドライバは居眠りや読書,パソコンを使った仕事などが可能であろう.しかしあまり機能が高くない場合は,ドライバは自動運転中といえどもシステムの監視を続ける必要がある.これは実は難行苦行で非現実的といわざるを得ない.筆者なら監視(レベル3)をやめて運転タスクを実行する(レベル2).
もう一つの問題は,自動運転から手動運転への遷移である.自動運転システムの故障時や緊急時にはシステムの障害がない部分を用いて道路の路肩に自動停止させるなどの対策は考えられている.しかし自動運転が突然に停止したとき,たとえドライバがシステムを監視していたとしても,ドライバはすぐには対応できない可能性がある.航空機では,自動操縦中に発生した障害のために手動操縦に遷移したとき,重大な事故が発生した例がある.巡航中にエンジンが故障し,航空機に対してパイロットの対処がまずかったために墜落は免れたものの重大な事故に至った例(1985年中華航空6便,B747型機)や,速度計の故障によって自動操縦が不可能になったときのパイロットの操縦が不適切であったために墜落した例(2009年エアフランス447便,A330型機)がある.航空機では,上記B747機の場合のように,障害発生から事故に至るまで時間的余裕がある場合があり,この場合は事故を回避することが可能となるが,自動車では時間的余裕が期待できないために事故の回避が困難になる.
自動運転中のドライバの役割や,自動から手動への遷移の困難さを考えると,レベル3の自動運転は考えるべきではないと筆者は思う.
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・自動運転でも,飛び出し時など物理的に事故を回避できない場合があることを認識する必要がある.自動運転では,ヒューマンドライバに比べて停止距離や制動距離が短くなるがゼロにはならない.
・自動化レベル3で自動運転中にドライバは何をしていいかという問題はまだ解が示されていないようで,一般にはシステムを監視するとされている.また手動運転に遷移するとき,自動運転で安全に路肩に停止させた後に手動運転を始めるという案も提案されている.
・新幹線や航空機では,膨大なインフラストラクチャを前提に訓練を受けた運転士やパイロットが電車や航空機を管制センタからの指示で動かしている点が自動車交通と本質的に異なる点である.
・自動運転に限らず現行の種々の運転支援システム(ACC,車線逸脱警報,車線維持支援など)は教習所で操作方法を教習すべきと思う.現在は自動車販売店で試乗させるなどしているがこれでは不十分であろう.この1月に国民生活センターから出た自動ブレーキについての報告は示唆に富む.
2018年1月25日
坪内渉 (金曜日, 19 1月 2018 15:41)
私は自動車の自動化レベル3の導入に反対します。
自動車は新幹線や飛行機と違い歩行者や信号など判断する内容が多く、想定外の飛び出しや割り込みなどさまざまな障害があるため判断するのは厳しいと考えたからです。新幹線や飛行機の障害の少ない乗り物の自動化レベル3でも少ないとはいえ実際には事故が起こっている。これを自動車に導入したら確実に事故の件数が多くなるのは目に見えていると思う。またもし事故が起こった時の責任は自動運転にした運転手なのか、それとも開発した自動車会社なのかなど新たな問題も発生してくると思う。
問題が発生することを考えるのは限りないが、自動化レベル3の導入によって、二次災害などほかの問題には対応できると思うのでその面ではいいと思う。
野村 将平 (金曜日, 19 1月 2018 14:47)
筆者と同様に,私も自動車にレベル3を導入するべきではないと考える.100%自動ではないとわかっていても,やはり自動であることに頼り切ってしまう人もいるだろうし,自動から手動に切り替わる際に混乱してしまう恐れがあるからである.手動に切り替わる直前までの状況を分かっていないと,どう対処すればいいかわからない.そのため,レベル3を導入したことによって生じる事故も出てくると考える.したがって,レベル3では事故の発生件数を減らすのは難しいため,自動車に自動運転を導入するのであれば,レベル4以上である必要があると考える.
久保井恵祐 (金曜日, 19 1月 2018 14:02)
私もレベル3の自動運転は実施すべきではないと考えています。レベル3の自動運転は何かしらのトラブルが起こった時にドライバーに運転を引き継ぎます。もしドライバーが何か作業をしていたり、居眠りをしていたら咄嗟に運転できるとは考えにくい。むしろいきなり運転を代わったりしたら、事故が起こるべき場面でなかったとしても慌ててしまい結果的に事故へ発展してしまったり、さらに大きな事故になってしまうことだってあり得ます。
さらに運転責任についてですが、レベル3の自動運転では自動モードの時はシステムに、他はドライバーにあるという一説があります。このような定義があったとしても、自動運転がどこまで動作していたのかという線引きは難しいことだと思います。
以上のことよりレベル3の自動運転は導入するべきではなく、レベル4まで進歩をしてからドライバーが運転をしなくても良いとするべきであると考えます。
角田 篤広 (金曜日, 19 1月 2018 11:15)
私はレベル3を導入するべきではないと考える。この技術は著者が述べたもの以外にも危険性が多く存在している。1つは交通整理などをしている際に人が信号の変わりをしている時だ。こういった場合信号の変化ではなく目視で旗の動き人の動きを見なくてはならない。そういった際に手元のものを見ていたり居眠りをしていた場合対応することができない。また、救急車やパトカーが通る際も道路の幅寄せや信号が青であっても止まらなくてはならない。こういった場合車内の人がレベル3にたよっていたら気づくことなく緊急の車の大きな妨げとなる。次に、今のままの技術ではマップなどが変わっている場合にも対応できない、私が運転していてもナビの道がない場合などがある。そういった変化にも対応がむずかしと思われる。さらに、地震などが起きた際だ、地面の変化や地割れなどが起きている場合そういった変化に対応することが難しくまたどの程度の地面の歪みなら通れるのかなどの判断がレベル3のみでは難しい。以上の観点からレベル3の導入は難しいと私は考える。
栗田 將希 (金曜日, 19 1月 2018 11:07)
私は自動化レベル3を導入するのに賛成である。
まず、自動化レベル3は確かに現時点で自動車に導入する技術に値していない。理由として、筆者が述べているように自動車では事故が起きた場合に対する手動に切り替える時間的余裕がないからである。また、法律の観点からもまだまだ自動化レベル3にあった法律が制定されておらず、世間からの認知度も低いからである。
しかし、事故が起きた場合にほかの自動車にすぐ連絡がいくような、近くにいる車同士で通信が行われれば二次災害は防げると私は考える。そもそも、一次災害が起きた場合、その事故を防ぐことができるかはレベル2でもレベル3でも対して変わらないのではないだろうか。急な事故に対しては手動に切り替える対応ができないかもしれないが、それ以外の状況に対しては十分対応できるのではないかと考える。まだ自動車に導入されていない技術であるため断定することはできないが、上記を踏まえて私はどんどん新しい技術を取り入れていき自動化レベル3を導入するのべきであろうと考える。
鈴木 郁哉 (金曜日, 19 1月 2018 10:54)
私はレベル3の自動運転は実用化するには早いと思います。レベル3の自動運転では緊急の際に自分で考え、即座に判断し動作を行わなければならないですし、自動運転で気が緩んでしまっている際に歩行者や自転車の飛び出し,急な割り込みなど、起こる危険性が高い事が急に生じてしまった際は事故を起こしてしまう可能性は今よりも高くなってしまうと考えます。また、その際に運転者の状態を監視するなどの案もありますが、それを全ての人が受け入れられるわけでは無いと思います。なので実現するにはたくさんの課題がまだ残っていると考えます。
小澤竜誠 (金曜日, 19 1月 2018 09:32)
私はレベル3の自動運転には反対である.なぜなら,もしレベル3の自動運転によって引き起こされた事故が発生した場合,責任の所在が不明であり,このような事態が発生した場合の法整備もなされていないためである.さらに,自動運転機能に頼り切り,運転に意識が向いていない状態で自動運転機能になんらかの異常が発生した場合,ドライバーはそれに対処することは難しいと考える.なので完全自動運転ではなく,現在普及しつつあるドライバー補助機能に特化しているものがこれから非常に有用性の高いものになるのではないかと考える.
尾田壮志 (金曜日, 19 1月 2018 06:47)
私は,レベル3の自動運転は導入すべきではないと考える.ドライバが居眠りや読書など意識を運転以外に向けているときに,不測の事態が起きたとき即座に対応することができない.さらに法を整備しなければならない.責任の問い方も大切である.自動運転中に起きた責任は,ドライバに関係がないといえなくもない.そこで車の開発者,システムの設計者に責任がいくのであろうか.そのような点から私はレベル3の自動運転は導入すべきでないと考える.
新井義隆 (金曜日, 19 1月 2018 05:01)
私も自動運転レベル3の安全性については疑問に思うところが多い。
自動運転中は監視が必要である。との条件だが実際は、ドライバーがすべての操作を行う場合ほどの集中力を自動運転中にキープし続けるのは非現実的であり、この状況でシステムからの運転切り替えがスムーズに行くとは思えない。中にはシステムを過信し監視を全く行わないドライバーも出てくるだろう。
道路には歩行者や他の交通が溢れていて、予測が難しい危険も存在する。これらの危険を単独の車に搭載されたセンサですべて予測・判断するのは難しいと感じた。
レベル4・5の自動運転を実現するためにはレベル3の技術開発は欠かせないが、レベル3の自動運転車が公道を走ることには私は反対である。
山本秀治 (金曜日, 19 1月 2018 01:11)
自動車におけるレベル3の自動運転には未だ課題が残っており、少なくとも現時点での実用化には現実的でない様に考えられる。
まず一つ目の理由として、筆者の述べられた様に、万が一不測の事態などに陥った時に自動運転が解除してしまった状況において運転手が適切な対応を取る事が出来るかという点である。当然、自動運転というものは運転手の負担を減らすために開発されたものであるため、それに依存しているときは運転タスクを実行しているときに比べれば格段に運転に対する注意力は低下してしまう。そういった運転に対する意識が散漫になった状況において、制御システムの故障などにより自動運転が解除されてしまったのなら、目も当てられないような大事故が発生してしまうのは自明の理である。
二つ目の理由として、これはレベル3に限らず自動運転を実用化するにあたって付きまとう問題であるが、万が一事故起こしてしまった時における責任問題である。例を挙げると、運転タスクを実行中の接触事故にはその状況によって過失の割合いにある程度相場とものがあるが、自動運転中の自動車同士の接触事故においてもそれが摘要されるとは考えづらい。したがってレベル3の自動運転を実用化するには法整備における観点からも見直す必要があると考えられる。
千代颯大 (金曜日, 19 1月 2018 00:54)
私はレベル3での自動運転の導入も検討できると考える。
交通事故総合分析センターによると2017年の交通事故発生件数は約47万件、死傷者は約3700名となっている。もし、レベル3のシステムの故障や、緊急時の手動運転を必要とする不具合が手動運転による事故件数以下しか起きないとすれば、自動停止システムや操縦者が対応できた場合を考慮すれば、自動運転が普及した後の年間事故件数は、現代の手動運転による事故件数に比べ、大幅な減少が見込める。起きた事故の責任の問題など法的な課題は残るが(法的な課題のほうが重大であるのは承知の上で)、技術の安全性のみを考慮するならば、レベル3でも導入を考慮する余地は十分にあると考える。
木部悠星 (木曜日, 18 1月 2018 22:54)
現時点でのレベル3の導入はするべきではないと考える.それは筆者の記述や他のコメントにある通りで,明白な問題が多すぎるからである.しかし理想論としては,レベル3の自動運転システムを導入した方がより豊かな生活を送れることも明白である.
では,どうしたらレベル3を導入できるかと考えた.まず,車車間通信や路車間通信の発達,整備,またそういった機能を搭載した自動車の普及が必要不可欠だろう.これによってある程度事故の予測ができれば自動ブレーキで車を制御することもできるし,運転手に注意喚起することもできる.さらに,周りの自動車や歩行者に対しても注意喚起できるとなると,事故のリスクを減らすことができる.
また,運転免許を取得するためのプロセスも考え直す必要がある.なぜなら,自動運転時の運転以外にできることの範囲を定めなければならないし,機械がエラーを起こしたときに対処するための知識や技能が変わってくるからである.例えば自動運転が既に導入されている航空機でさえ,操縦士は2人いて必ずどちらかが監視しているように,いくら自動運転とはいえある程度の監視は必要である.
自動運転システムレベル3の導入にはかなり多くの問題があり,確かに現時点での導入は明らかに無理がある.しかし解決できない問題ではないので,遠い将来ではあろうがいずれ導入されるだろうと前向きに捉えたい.
古瀬 史也 (木曜日, 18 1月 2018 22:04)
私も、筆者の述べるようにレベル3の自動運転の実用化は難しいと考えます。
まず、自動運転は本来運転すべきでない老人や障害を持った人でも車を使うことができるようになりますし、健常な人はより楽に運転をする事ができるようになると考えられますが、車に何かトラブルが起きた時に対応するのは難しいと考えます。なぜなら、自動運転に頼るようになると、気のゆるみが生まれ、飲酒して運転しても大丈夫という人などが現れることが容易に予想され、AIなどを搭載するになったとしても、子供の飛び出し等などの緊急事態時すぐに反応できず、事故を回避できないと考えられます。その為、手動での運転を基礎として、今実装されているような人を察知して急停止するような補助の役割としてのみに限定して、自動運転のシステムを使用するのが適していると考えます。
齋藤星汰 (木曜日, 18 1月 2018 21:19)
現時点では自動運転レベル3は難しいと思いました.新幹線の場合では走行する線路が限られており,また,運行時間なども明確に決められているの.一方,自動車では交差点や歩行者など様々な問題もあり,常に状況が変化している.また,筆者の記述通り,自動運転中に常に監視をすることは難しい.よって,現段階では高機能な運転支援とすべきであると考える.
しかし,高速道路などの自動車専用道路などで限定的に導入することは可能であると思う.自動車専用道路では第一に歩行者などの存在がない.また,自動運転用のセンサーを道路自体に設置することも一般道よりは容易である.さらに,一般道よりも走行速度や車間距離制御しやすいのでこれを適切に制御することで自動運転から手動に移っても時間的余裕は確保できると考える.ただし,運転者がシステムの監視を行うのは変わらないが,一般道よりはハードルが低いと考える.また,自動運転ではステアリングが電子化されていると考えられるので,ハンドルにこだわらずジョイスティックや極端に言えばリモコンの様なものでも車を操作できるのではないかと考えられる.よって,手動に移る際ハンドルという固定観念にとらわれずに適切なものを開発していくことでレベル3でも安全性を確保できると考えられる.
木村大河 (木曜日, 18 1月 2018 20:15)
私は現在の自動運転技術や交通法の整備の観点から,自動車の自動運転をレベル3へ移行することは控えるべきだと考える.
理由としてはまず,現在の自動運転技術はまだ開発途中の段階であり,人間の代わりに運転することができるとは到底思えないからだ.自動車の運転には様々な環境の変化に適応することが求められ,例えば天候や歩行者,道路の交通状況など,あらゆる状況が考えられる.これらに人間以外のシステムが適応することが可能だとは考えにくく,またもし何らかの故障やトラブルがあった際,専門知識のない一般人にそれを即座に解決することができるとも考えにくい.
また,レベル3を導入した場合,新たに交通法を整備することも必要となってくると考えられるが,それにも困難を極めると思われる.なぜなら,レベル3を導入していない現在でさえ,道路交通法が不完全であるが故の事故が多発しているからである.これまでになかった仕組みであるレベル3を導入してすぐに人々がそれに適応できるとは考えにくい.
澤野 悠哉 (木曜日, 18 1月 2018 18:51)
私も自動車における自動化レベル3は、今現在では導入すべきではないと考える。
まず、自動車と新幹線や航空機で異なる点で、1つは自動運転中のシステムを監視する人数が違うという点がある。自動車では基本的にドライバ1人だけでシステムの監視を行うが、新幹線や航空機では決して1人で監視することはないだろう。
もう1つ異なる点がある。それは、新幹線や航空機はあらかじめ決められたルートを走行するのに対して、自動車はドライバ1人の判断でルートを決めることが出来るので最初からルートが定まってないという点で違う。だから、新幹線や航空機では発生しうるトラブルがある程度予想できるのに対して、自動車では想定外のトラブルも発生する可能性が高い。
上記の2つの異なる点において自動車のレベル3の自動運転は導入すべきではないと思う。
竹俣 彩花 (木曜日, 18 1月 2018 17:09)
私は、レベル3自動運転を導入し実用化することがさらなる技術の発展へとつながると思う。これを仮にレベル4の自動運転と呼ぶことにする。具体的には監視を必要としない"高い機能"を有したものをそう定めるとする。
筆者の挙げる問題点の解決をしなくてはならないが、これらには個人の判断が含まれている。監視が難行苦行であるかどうかはドライバの判断である。二つ目の理由として挙げられている自動運転から手動運転への遷移の困難さについても、両事例ともパイロットの不適切な操縦によるものであるといえる。これらから、レベル3の自動運転は、監視を苦行であると感じる人がいることや適切な操縦ができない人がいることが問題であるといえる。これは技術を考えることを辞めるのではなく、個人の問題を解決すべきテーマであるといえる。
一方でレベル3の自動運転を実用化することで、より技術の発展に有用であるデータを得られる。未来のレベル4自動運転技術を実現するためにも、多くの人が積極的にレベル3自動運転を導入しデータを収集することが重要である。ゆえに私はレベル3自動運転の導入に賛成である。
石原裕也 (木曜日, 18 1月 2018 15:55)
チャイナエアライン006便急降下事故やエールフランス447便墜落事故を考えると,私も自動車にレベル3の自動運転を実装することに慎重になるべきだと思いました.
飛行機と同様に新幹線においてもレベル3の自動運転は行われていますが,東海道新幹線の自動運転は自然災害などで乱れたダイヤを回復させるときなどのみに使用されています.そこには,運転士の技能低下を防ぐ目的があります.運転士は沿線の目印を見て,今どの場所を走っているのか,到着駅までの距離と速度を常に計算をし続けます.また,列車密度や乗車率,天候などに環境に応じて加減速のタイミングを考えています.これらの技能は手動運転でなければ取得しえないものです.
このことは,自動車のレベル3の自動運転にも言えることでしょう.免許を持っているとはいえ,自動運転ばかりしていた人が突然,手動運転に切り替えた時,果たして安全かつ正確な判断を下せるのでしょうか.自動化レベル3の自動運転という手動運転と自動運転の混合は安全に関する面から,より綿密な議論が必要となると感じました.
飯野智也 (木曜日, 18 1月 2018 15:48)
私は自動化レベル3は自動車では導入するべきでないと思う.飛行機,新幹線などは空を飛んだり,線路を走るだけなので対人的なことはあまり考えなくてもよい.しかし自動車では人が大人数いる場所を走ることが当たり前であり,人がいる場所を走るという事はそれだけ確実な運転を求められるという事である.センサーが歩行者を認知しなかったので引いてしまいましたでは済まされない.またドライバーはいつでも手動運転に切り替えることが可能であり,システムが運転をドライバーに要請した時は対応しなければならないから自動化レベル3においての事故の責任はドライバーが負う.しかしそうは言っても自動化運転に慣れてしまえば当然気が抜けてしまい平気で運転中に寝てしまったり,パソコンを操作する人が現れるだろう.そんな状態の人間に急に運転を要請しても絶対に事故を起こしてしまうと思う.よってこのような気の緩みを生んでしまうなら最初から自動化運転などない方がいいと思う.
戸田 賢太郎 (木曜日, 18 1月 2018 14:38)
私はこのブログを読むまでは,このレベル3の自動運転技術はとても便利なもので採用すべきだと思っていました.しかし,いくつかの点で採用すべきではないと考えました.
一つ目は,レベル3の技術を搭載した車しか運転したことがない人や,レベル3の操作に慣れている人がいざ普通の車を運転する場合,運転が不安定になり事故を起こしやすくなるのではないかと考えられます.少し違う例になってしまうが,トヨタのプリウスは普通の車とギアの構造が違っています.そのためギア操作ミスによって事故が多いといわれています.これも似た理由であると考えられます.
二つ目は,機械を過信しすぎることにより,居眠りや脇見,携帯の操作などをしてしまいシステムの故障やバグが発生した場合,即座に対応出来ず事故につながるのではないかと考えられます.このようなことを防ぐために,自動運転システムに制限をかけるということが考えられます.例えば,ハンドルを握っていなければいけない,ドライバが前を向いていなければいけないなどがあげられます.しかしこれらの制限をかけてしまうと,レベル3ではなくレベル2に近くなってしまいます.そのため,現在採用されている運転支援システムの精度を上げるなどを優先的に行っていくべきだと考えます.
三つ目は,事故を起こしてしまった際のトラブルです.法整備にはかなりの時間がかかると考えられます.そのため,自動運転中に事故を起こしてしまった際,ヒューマンドライバと自動車会社との間の責任比率が問題となってくると思います.このことにより,事故対応が非常に複雑になってしまうと考えられます.
以上の点で,私はレベル3の自動運転技術に反対です.
川邊真志 (木曜日, 18 1月 2018 04:28)
私は現在の技術や規則のままではレベル3は控えるべきだと思う.
その理由として一つ目に,運転時の環境の変化が激しいことがある.飛行機や新幹線は単純な運転が多いが自動車では他の車や道路の状況,天候,歩行者など環境に変化を与える要因が多いため運転がより複雑になる.このようにたくさんの変化に対応できるシステムを作るには困難であり搭載にも費用がより掛かってしまう.なので縦列駐車など人では難しい技術等を補助するレベル2を実行すべきと考える.
さらに筆者が書かれているように故障時や緊急時の運転方法の切り替えに問題があると感じる.人間である以上,自動運転中のシステムを監視し続けるのは困難であると思う.少なからず油断等が生まれ,突然の手動切り替えに対応するのは難しいだろう.このほかにも事故を起こした時の責任や整備の複雑化が考えられる.これらの課題を解決できなければレベル3の実行は難しいと考える.
青島 庸介 (水曜日, 17 1月 2018 23:49)
私も、自動車の自動運転のレベル3は考えるべきではないと思う。自動運転中は手動運転中に比べて注意力が薄れると思う。そして、自動車の場合は新幹線や飛行機とは違い周りの自動車や人などが近い。そうした場合、機械の不具合、人の飛び出し、前の自動車の急ブレーキなどの状況に対応出来る時間が少なく、事故が起こってしまうと思う。また、自動運転をするためには、今日の自動車よりも整備しなければならない部品などが増える。そうすると、予算や手間を省こうとして整備を怠る人も出てくるだろう。その結果、自動運転中の不具合が起こりやすくなってしまうだろう。このような理由のため、自動車の自動運転はレベル3すべきではないと思う。
青山 望 (水曜日, 17 1月 2018 22:55)
私は自動車の自動運転技術における自動化のレベル3の即時導入は控えるべきだと考える.
まず第一に筆者のいう通り自動から手動に切り替わる際の問題がある.何か問題が発生した際に運転手が即時運転可能な状態にある必要があり,自動車の操縦責任車(ここではこれから運転手と書く)自身の問題や,そもそも運転手が準備していても自動運転からどのようにして切り替えるかというのは難しい.緊急事態が車が方向転換してる際に起きたらどうするか,減速している際に起きたらどうするか,問題はたくさんあるように思える.
次に,規則の問題である.現在施行されている法律や条例のままでは自動運転技術の導入には不十分であると考えられる.今まで同様免許の制度は当然必要だと考えられるが自動運転には何も緊急事態が起きない限り運転の技術は必要ない.なので無免許の人でも車での移動が可能になってしまう.さらに,警察など取り締まる方々にとってもそれを摘発するのは難しいだろう.なぜなら自動運転で車が動いているので免許を保持しているか否かの見分けが外から見てもつきにくいからだ.よって自動運転時には何かしらの制限をつけない限り,無免許運転者が増加してしまうだろう.それを予防する例としては自動運転開始時には何かしらの提示(例えば指紋認証やTASPOのようなものなど)を求めればよいだろう.そうすれば無免許運転の予防になるだけでなく,させた人間も把握できるため責任を追及しやすいだろう.
規則の問題は他にもある.それは自動運転に関する事故が起きた場合の責任がどこに生じるかである.技術上のエラーにより事故が生じた場合,注意をしていなかった運転手に責任を問うのは無理がある場面もあるだろう.そうした事故が生じたとき,技術開発者に責任を問えばよいのか.そうしたらその責任を恐れた開発者や売り手はそれを恐れ,開発が滞るかもしれない.このようなことによる技術の進歩の妨げはこれからの人々の生活を助けるきっかけを減らしてしまい大変もったいない.しかしながらその事故で人が死亡した場合の責任を問わないわけにもいかない.
こうした問題を解決しない限り自動運転(レベル3)の即時導入は控えるべきだと考える.
河合一成 (水曜日, 17 1月 2018 14:13)
私もレベル3の自動運転技術は考えるべきでないと思います
自動運転は老人や障害を持った人でも楽に車を使うことができるし,他の人も気楽に運転できると思いますが,車に何か異常が起きた時に対応するのは難しいと思います.なぜなら,自動運転になれてしまえば,気のゆるみが生まれ,いざという時すぐに反応できないからです.だから,手動で運転を基本とし,センサーが危険を察知した時に自動停止するなどの機能は接地して,補助の役割として自動運転のシステムを使用するのが適していると思います.やはり命がかかわるとなると責任は機械ではなく,人々がしっかりと命の大切さを知り,考えて,責任を持つべきだと思います.
五味 頌子 (水曜日, 17 1月 2018 13:36)
レベル3の自動運転は実用すべきではないと考える.車の事故は新幹線や航空機とは違い乗客以外の歩行者やほかの車など他者にも被害が出る.その可能性がある中で,緊急時のみにドライバに対処を求めるのはドライバに対して責任が重い.また,レベル3の自動運転しか経験していないドライバには緊急時に技術的な対処ができないなどの課題が予想できる.研究段階ではレベル3の自動運転は必要だが,実用では緊急ブレーキやACCなどのレベル1,2の運転自動システムにとどめ,レベル3の自動運転は実用すべきではないと考える.
村杉将平 (水曜日, 17 1月 2018 12:48)
自分も,筆者の書くようにレベル3自動運転の実用化は難しいと考える.危険に対してドライバーがノータイムで反応できるわけではないため,不測の事態に対するリカバーが難しいからである.
また,筆者の言う「機能の高くないレベル3」が実用化されて,自動運転から手動運転に切り替える際に事故が発生したとする.この場合,責任の所在が自動運転システム(メーカー側)にあるのか,ドライバー側にあるのか分かりにくくなるといった問題も起こりうる.自動と手動が危険状態に切り替わるとして,危険状態に陥ったシステムが悪いのか適切なリカバーができなかったドライバーが悪いのか,というようなことである.
完全自動運転や手動運転ならば単純なのだが,レベル3のような場合だとこのように複雑になってくる.このように,レベル3自体の問題の他にも法やインフラの問題も多いため実用化は難しい.
ただ,高速道路や渋滞時といった,速度や方向が一定で複雑な操作を必要としない状況下では有効なので,制限をかけたうえで部分的に導入することは考慮してもよいと思う.
道下 嘉之 (水曜日, 17 1月 2018 01:10)
私も筆者と同様に,基本的には自動運転化レベル3の定義にはすべきで無いと感じた.
しかしある限定的条件下では認めることもできると考える.
筆者が述べている1つ目の問題点,自動運転の機能レベルに依る運転中のドライバの役割についてである.私はまずこの問題が,ドライバの運転に対する姿勢や技術レベルに依存すると考えた.レベル3ともなると,新幹線やハイテク旅客機と同じレベルの扱いになるわけであるが,それらを動かす(以下,操縦とする)人間に焦点を当てて考えたとき,その操縦者は,何年もの訓練を経て,いくつかの資格を保有しているため操縦できているのである.それに対し,自動車の自動運転レベル3とは教習所で免許を取得した人間であれば誰でも運転することができる.これは一例であるが,自動運転レベル3であり,操縦者が2人以上いるハイテク旅客機でさえ,操縦者の一方は必ず操縦桿を握っている.ここに勘違いをしてしまうと,筆者の言うように自動運転だから読書ができるだろう,とかスマホを触って居られるなどと言う安易な考えが生まれ,緊急時の初期動作におくれ,重大事故につながってしまうのではないだろうか.以上より私は,自動車の自動運転レベル3の機能を兼ね備えた車を世に出すのであれば,それ相応の資格や訓練時間,また筆者が問題点の2つ目としてあげている緊急時の対応力などをさらに磨いていく必要があると感じた.
佐藤 大介 (火曜日, 16 1月 2018 13:24)
自動車のレベル3には新幹線や航空機との大きな違いを感じました.航空機や新幹線では決して一人の監視ではなく,多くの人たちが監視,運用を行っているのである.それに比べて自動車では監視を行っているのは乗っている運転手のみなのである.もちろん航空機や新幹線は多くの乗客がいて,自動車には乗客が少ないなどの差は存在しているとは思います.しかし,一人の監視のみをあてにできるかと言えば,少し頼りないと思います.とは言えど,運転手がずっと監視に集中しているようなら自動運転のメリットがなくなってしまうと思います.なので,自動車において自動化レベル3を採用することではまだ多くの問題が存在しているのではないかと感じました.
武藤駿介 (月曜日, 15 1月 2018 21:23)
自動化レベル3では,「条件付き運転自動化」となされており,基本的には自動運転し,緊急時のみドライバが操作すると構想されている.しかしながら,私も自動化レベル3の導入は現実的ではないと考える.私も自動車を運転する機会があるためドライバ目線で考えると,「運転支援」と言われれば,自分の運転を支援,補助してくれると解釈する.つまり,自分が運転する作業のメインを担うわけであり,支援してくれるとはいえ,自分自身の力で運転を行うと認識する.よって,「運転支援」が搭載されている車を運転する際は,少し手助けになる程度で,大きな期待を寄せることはない.一方で,どんな形であれ「自動運転」と言われてしまうと,ハンドルを握ることもなく,アクセルやブレーキを踏むこともなく,ギアの切り替えを行わない,運転の動作その一切を自動でやってくれると捉え,これは画期的であると,大きな期待を寄せてしまう.また,これだけ機械が発達した現代では,機械が行う動作は間違えることなく行われるものである,と認識する人が多いのが事実であると思われる.私も一理系の学生として,勉強し研究に触れて,機械が果たす機能が完璧ではないことは重々承知しているが,機械等に触れてこなかった人にとっては,「自動運転」とうたってしまうと,過度な期待をさせてしまうことは避けられない.したがって,限りなく100%にたどりつかないものを「自動運転」とは言わず,「運転支援」と言うべきであると思う.そうすることで,ドライバに過度な期待を乗せることなく,かつ実際には運転の負担の軽減が行われるため,よりよい方向へ向かうことが期待できる.また,「運転支援」の機能にドライバ自身が慣れていくで,この時間帯のこの道ならば,「運転支援」の機能に任せて,読書をしても大丈夫だな.と判断し,うまく使いこなしていく方が,現実的であると思われる.
中途半端に自動運転を取り入れることは,ドライバに過度な期待を寄せてしまうため,かえって危険が伴う可能性が高く,実際には自動化レベル3の実現は困難である.
関 友彰 (月曜日, 15 1月 2018 00:39)
自動運転は,事故の発生確率および事故規模が人間の運転と同等あるいはそれよりも確実に小さくなるようになってから実用されるべきです.レベル3では安全性に問題があると考えられ,人間の運転に劣ってしまうとされる以上,確かにレベル3ではまだ実用的なものだとはいえず,実用に向けてレベル4,レベル5とステップアップするためにさらに研究の継続が必要であると思います.
佐藤 禎亮 (月曜日, 15 1月 2018 00:17)
私は,レベル3の自動運転について,一部の利用方法に制限すれば便利な技術として使えるのではないかと考える.レベル3の場合,ドライバは,緊急時にブレーキを踏む,ハンドルを切るという動作を瞬時に行わなければならない.一般道では,飛行機や船に比べて,歩行者の飛び出し,急な割り込みなど素早く対処が必要な危険が生じてしまうため,確かに事故を起こしてしまう可能性は高いだろう.しかし,歩行者,割り込みなどを制限した自動運転可能道路を作った場合,緊急時止まるだけの簡単な動作とすればどうだろうか.作業が少ない分反応の遅れによる危険性は低くなるのではないかと考える.確かにドライバの注意不足は問題ではあるが,法整備や,車にドライバの状態を検知させる機能を作るなどの対策によって解決できるように思える.現在の多くの部分(交通ルールや道路など)を変更しなければいけなくなってしまうが,完全な自動運転化に向けて実現する価値はあると考える.
朝妻 元喜 (土曜日, 13 1月 2018 16:55)
自動運転レベル3には反対である。自動運転レベル3は、ドライバーが運転席に座りながら運転以外の様々な事が出来るという利点があるが、それはシステムが正常に稼働している場合の時であり、システムが故障などにより正常に稼働しなくなった場合に初心者から高齢者まで様々なドライバーが運転しているために対処するまでに個人差があると考えるからである。さらに自動車の運転においては自分の車一台だけではなく他人の自動車がありさらに歩行者も関係しているからである。これらの理由から自動運転レベル3は非現実的であると考える。
太田 翼 (金曜日, 12 1月 2018 14:44)
私も自動車に対して、レベル3の自動運転は適していないと思う。基本的に運転中、新幹線は新幹線のみ、航空機は航空機のみ動作している。しかし、自動車の運転の際には高齢者ドライバーや初心者のドライバー、さらには歩行者や自転車などが加わる。また、緊急時にドライバーがすぐに対応できる可能性も低い。もし、自動運転が停止してしまい事故が発生してしまった場合、レベル2の自動運転は原則ドライバーの責任になると考えられているが、レベル3の自動運転はどうなるであろうか。運転手ではなく、自動車メーカーに責任が及ぶのではないかと思う。このことを考えると、自動車の運転にレベル3の自動運転は現実的でないであろう。一方、自動車専用道路や都心から外れた交通の少ない地域など、ある特定の場所限定であれば可能性はあると思う。このように自動運転には様々なメリットやデメリットが存在するので、さらなる議論が必要であると思う。
下枝 烈 (木曜日, 11 1月 2018 22:13)
たしかにドライバが自動運転中でもシステムの監視を常に続ける事は,難しい事は同意見である.しかし,常に自動運転システムを機能させ続けずに,必要な時たとえば,高速道路で周りに車が少ない場合などのみで起動させる事でこの問題は解決する事ができると考える.
しかし,自動運転という便利な機能がついているのに,常に使わずに監視を継続できるだけの時間しか起動しない事は難しい.そのため,時間によって制限をかけたり,ハンドルを握っていて前を見ている時だけなど体制による制限をかけたりして,ドライバの集中を維持できればレベル3の自動運転も活用できると考える.
小島功義 (水曜日, 10 1月 2018 11:48)
筆者の記載する通り機械側の不慮を踏まえ,乗車する人間も注意を心掛ける必要があるだろう.それは,道交法に「自動運転でも注意を心がけるルール」を設けることなどで実践できると考える.
今の技術の段階でレベル3を実践させるには上記の通りだが,より正確な制御センサーを用いて自動運転精度の向上,スマートフォンアプリなどのみなが持っている外部デバイスを用いた二重制御を用いることで安全なレベル3の実現が可能であると考える.
折原 将哉 (火曜日, 09 1月 2018 19:28)
自分も筆者に賛成である。条件付き運転自動化であるレベル3は魅力的ではあるが、運転中のドライバの役割、自動と手動の偏移の困難さによる危険性を考慮すると現実的ではないというのは理にかなっている。
一定のルールはあれども複雑に状況が変わる道路上では、まだやはり完全自動化は難しいのであろう。運転者の補助機能としての現在も実用化されている自動ブレーキや自動駐車機能については大いに賛成である。
小渕遥 (火曜日, 09 1月 2018 18:12)
自動車運転に関しては自動運転レベル3は適していないと思います。新幹線や航空機に比べて、他者との衝突の可能性が高いからです。機械の不都合でドライバが緊急で操作するならまだいいと思います。しかし、突然人や車が出てきたから操作となると反応も遅れ、事故の責任もだれが取るべきかはっきりしないものになると思います。
今野 直輝 (火曜日, 09 1月 2018 11:21)
利用者は、そして消費者は、自動運転に対してどのようなイメージを持っているのだろうか。私は少し前まで、自動運転というのは自分自身が運転操作をすることはなく、機械が勝手に自動車を運転してくれるとても便利な技術であるというイメージを持っていた。レベル3の自動運転というのは、実際に実行される自動運転技術と利用者が想像する自動運転技術のイメージとで大きな乖離が生じてしまうものなのではないかと考えられる。この記事で紹介されているような、運転者の監視が常に必要となる自動運転技術や、故障や緊急時に瞬時に対応する運転技術が求められてしまうような自動運転技術は果たして消費者から求められているのだろうか。もし万が一事故が発生してしまった際の、責任の所在に関する問題や自動運転と呼ぶにしては緊急時等、運転者に素早い判断力や高い運転技術が要される点など、自動運転技術を1つの商品として考えた時に、レベル3の自動運転技術というのはまだ商品として未完成なものなのではと思ってしまう。「自動運転技術」とやたら騒がれている今であるからこそ、そういった技術を市場で展開していく際には企業側・消費者側共にもっと慎重になるべきであると感じる。特に、命にかかわるような事故につながりやすいと考えられる、自動車の自動運転技術に関しては、実際に展開される商品は絶対に「完成品」でなければならないと思う。もちろん、レベル4、レベル5となる自動運転技術を開発する為にはレベル3の自動運転技術の研究・開発というのは欠かせないことであると思うが、それが本当に実用的なものであるのか、そして商品として世の中に責任をもって売り出すことができるのかという点について考えると、レベル3の自動運転技術にはまだ様々な課題が残ったままであり、市場での展開は厳しいのではと考えてしまう。また自動運転技術を導入する際には、利用者や消費者が自動運転技術に対する正しい知識を持っていなければならないため、既存の免許制度に加え、新たな免許制度も必要となってくるのではと思った。
谷戸 紳太郎 (木曜日, 04 1月 2018 14:53)
レベル3の自動運転は現実的ではないと私も思う。
しかしながら、活用しないのも惜しいと思う。ここで考えられている自動運転は常時自動化の場合である。もし、自動運転を場所で切り替えることが出来れば良いのではないだろうか。
一般道では、ドライバが如何に注意をしていても歩行者や自転車の変則的な動きがあるため自動運転は難しいと思う。しかし高速道路であれば自動車のみで尚且つ進行方向も一定なので可能性はあると思う。勿論、切り替えの方法はどうするのか、絶対安全とは言い切れないなど問題は多い。それでも挑戦する価値はあり、成功した場合に得られる物は大きいので、考えるべきではないと一概には言えないと思う。
外谷場 紀充 (日曜日, 31 12月 2017 15:20)
私も筆者同様、レベル3の自動運転は考えるべきではないと思う。まず第一として、運転者は人の命を預かっていると言う責任がある。問題にあるように、自動運転中の運転者は居眠りや読者など運転の際に適していない行動をする恐れもある。また、何か問題があり自動運転が不可能になり、手動でやらなくてはいけないときに対応できないとなると、自動運転の頼りすぎが原因ともなる。こういったことからレベル3の自動運転はよくないと考える。逆に、車のセンサーが危険を感じたときに自動ブレーキなどによって危険を防ぐシステムは有効であると思う。自動運転を常に使用するのではなく、運転者が危険の察知に遅れたときに自動運転のシステムを使用するといった形が適していると思う。
尾崎 孝成 (金曜日, 29 12月 2017 12:28)
現状、ブログ記事で記載されている通り、自動車の運転操作を任せきれないほど自動運転に対する信頼性は低く、レベル3の自動運転の意義があるかどうか疑わしい部分がある。
私個人の意見としては、まず第一に、緊急時において人間の操作によってフォローし、安全性を確保するということ自体に現実味が感じられない。人間のドライバー自身が自動運転を過信している場合や運転能力が低い状態である場合、緊急時のフォローとして使い物にならない可能性が高いためである。
第二に、事故が起こった際の責任問題についてである。レベル3自動運転を行うために自動車に搭載される機能を製作した側からすれば、最終的な運転の安全を担保するものは人間のドライバーによる操作となっているが故に、搭載された機能に問題があったとしても、ドライバーに事故の責任を転嫁することができてしまうという問題が発生してくると考えられる。
しかしながら、レベル4、レベル5の自動運転に向けて、自動運転技術を進歩させていくためには避けては通れない段階だということは確実であると考えられる。そのためにも、自動運転を過信しないための地道な教育、啓発活動や警察による取締り活動を積み重ねていくことこそがまず重要なのではないかと考える。
田中大智 (金曜日, 29 12月 2017 00:08)
自動運転を実現するためには絶対に不具合があってはいけないというのは言わずもがなですが、自動車のリコールのニュースを毎年のように聞く現在、不具合を100%起こさないというのは難しいと思います。また、自動車に限らず乗り物を運転するときは、運転者に責任があり、自動運転による責任感の欠如が原因で無免許運転や飲酒運転が横行することは目に見えています。運転免許証のあり方について再考する必要もあるのかもしれません。これらを踏まえ、私は自動運転システムには否定的な考えです。しかし自動化レベル1,2のような運転支援は、自動ブレーキなどによって事故を減らすという意味ではとても便利であり、有用であると思います。
吉原圭亮 (金曜日, 22 12月 2017 16:02)
このブログを読ませていただくまでは,レベル3の自動運転技術は便利でいい技術だと思っていましたが,常に監視していなければならないことや自動運転からの手動運転への推移の際の事故などのデメリットを知りレベル3の運転技術は取り入れるべきではないと思いました.理由として1つは自動運転中の監視にしても機械を信じきって監視を軽視するドライバーが出てくると思います.こういったドライバーは事故が実際に起こらない限り軽視し続けるでしょう.しかし,起こってしまってからでは手遅れです.2つ目はドライバーの運転技術の低下です.自動から手動に推移する際,上記のブログのようにパイロットやドライバーの判断や手腕にかかっています.しかし,自動運転がレベル3になると現在より運転する機会は減るためドライバーの技術の低下は否めません.ただでさえ飛行機より,迅速な対応が求められる中,このような状況では事故は防げません.以上のことから私はレベル3の自動運転は反対です.
大石雅人 (火曜日, 19 12月 2017 00:21)
このブログから,自動運転には自動化のレベルによって大きく5つに分けられること,自動車におけるレベル3には壁があることを知り勉強になりました.
読ませていただき,自動化レベル5が実現できたら良いのに越したことはないですが,その途中(特にレベル3や4)まで達成した車が市販されることには否定的な意見を持ちました.私自身も,自動化レベルの分類を知る以前から,自動運転システムとヒューマンドライバの中間である現在の車の技術に問題意識を持っていました.
家族で所有する車には,クルーズコントロール(オートクルーズ)と言われる機能が付いています.これは,任意の速度を設定することにより,ドライバの操作無しでアクセル,ブレーキを調整し車速を一定に保つ機能です.この機能により,ドライバの無意識の間に起きる道路の傾斜による速度低下が無くなり,高速道路の渋滞緩和につながると言われています.事実,高速道路における渋滞の多くは坂道で速度が落ちることが原因であり,全ての車にこの機能を搭載することで速度が落ちず,多くの渋滞が解消することが期待できます.また,無駄なアクセル,ブレーキが無くなり,燃費向上や環境面でも地球にやさしい為,個人的に広まることを期待している技術の一つです.また,最近のクルーズコントロールには車間を一定に保ったり,ハンドルアシスト機能が付加されているものもあり,レベル3に近いところまで来ているように感じます.このように現在,アクセル,ブレーキ,ハンドルの運転するための最低限な操作を自動運転に近いかたちで実現できています.ところが,私が実際にこの機能を試してみて感じたことは,安心してこの機能に運転を任せられるのは,ごく限られた環境下であるという事です.例えば,急な割り込みに迅速に対応できなかったり,先行車が車線を変えたりして前に車がいなくなると設定速度まで急加速してしまいます.このような場合,現在の技術ではヒューマンドライバの方が正しい対応が可能であるといえます.さらに,車間を一定に保つ機能もカーブがきつい道では先行車を認識しなかったり,ハンドルアシストも車線を読み取れないと機能しません.こうなると,正しく機能するだろうか,いつ機能を果たさなくなるだろうか,という事を常に考えながら運転席に座ることになり,むしろ自ら全て運転した方が楽だと感じるはずです.さらに問題なのは逆の場合で,不完全な自動運転(自動化レベル3や4)を完璧な自動運転(レベル5)と勘違いして乗ってしまう人がいる場合です.機能を過信している人や,あまり車に詳しくない人,借りた車で機能をあまり理解していない人は,もしかすると自動運転と勘違いをして,運転中にスマートフォンの画面に夢中になってしまうかもしれません.
このように,自動運転はドライバの注意力が低下しやすく,自動化レベル3や4の場合,ヒューマンドライバよりもむしろ事故を増加させてしまうことが考えられます.新しい技術を世に出すためには,一部の人が使えるものでなく,誰が使っても正しく使え,危険がないものである必要があると感じました.
真柴泰希 (月曜日, 18 12月 2017 16:28)
私もレベル3の自動運転技術は考えるべきでないと感じています.
自動運転中のドライバの役割や,自動から手動への推移の困難さも理由の一つではありますが,私は責任をヒューマンドライバーか自動車メーカーのどちらが背負うべきかという大きな問題が生じると考えたからです.
上記のパイロットの事故を例に挙げると,パイロットの対応が悪かったため,事故を誘発していますが,自動操縦中の故障が発生した時点で,自動操縦システムを作っている企業の責任でもあると思われます.このように,操縦パイロットと自動操縦システムを作る企業との責任比率に関しても問題が生じてくると思われます.これが自動車の場合も同様に,ヒューマンドライバーと自動車会社の責任比率の問題が生じると考えられます.事故が発生した際に,ヒュウマンドライバーの減点や罰金は,責任比率によって点数や金額の変動が考えられ,事故への対応が,非常に複雑化してしまうと考えられます.これらの観点から,私はレベル3の自動運転技術は考えるべきでないと感じています.