情報協調共有


情報の有益性


 人は、常に脳の情報処理機能を活用し、現状分析・判断を基に行動しています。人に備わる身体器官(口、手足、鼻、耳、目等)は、5感(味覚、触覚、臭覚、聴覚、視覚)としてパーソナルスペースの情報を収集するだけではなく他人からの情報収集や他人への情報発信のためのコミュニケーション機能を有しています。

 

 高度な知能を持つ人、いわゆる頭の良い人ほど活発に情報発信すると同時に自分に好都合な成果をもたらす有益な情報を入手しています。英単語Intelligenceは、「高度に発達した知能、知性、知力」の他に「敵やビジネス相手の諜報や機密情報」を意味します。また、孫子(BC500年頃)の兵法でも「情報を制する者は戦いを制する」とあります。

 

 情報の有益性は古今東西の定説であり、人の活動の源泉です。特に、ビジネスの成功者は、明日の成功を夢見る数多くの人達から最新情報を入手し、社会のオピニオンリーダーとして将来ビジョンを発信し、新規ビジネス創出に繋げることによりプラスのスパイラルを昇り続けています。


協調共有



 IoT(Internet of Things)は、間もなく始まる5G時代AI (Artificial Intelligence:人工知能)の高度化に伴い情報の共有化を促進します。

 

 5G時代は、インターネットで結ばれたスマートフォンやPCのデータを多数のユーザが自由に情報収集・発信できるCS(Cyber Space)が大幅に拡大します。その結果、スマートフォン社会におけるシェアリングエコノミーが世界的に普及し、情報を協調共有することが必然になると予想しています。

 

 但し、情報の協調共有は相互互恵の関係が成立することが前提になります。自分の持っている情報の価値を認識し他人にどこまでオープン可能か、常にその判断に迫られます。


一人一人の問題解決


 情報を協調共有することにより、個人の問題に対して他人の知恵を借りて解決を図ることが可能になります。情報の協調共有の進展は、我々の日常生活や仕事の進め方を大きく変化させます。

 

 誰もが自分の目標と現時点の到達レベルとのギャップを常に感じています。目標を達成するには、

①ギャップの認識

②解決策の選択と判断

③解決に向けて迅速な行動

が必要不可欠です。その際、①、②、③を個別に向上させるだけでなく、①×②×③の積の形でシステマティックに成果を出すことが必須となります。

 

 ②の解決策は、従来一人一人が知恵を絞って創出していましたが、今後はエキスパートと情報共有することにより、的確な判断に結び付く複数の解決策から最適なものを選択することができるため、最適な判断を下すことが可能になります。


当社の取組み


 当社は、

・5Gグローバルネットワーク

・最先端のAI技術によるビックデータ情報処理

を積極的に活用し、CRを考慮して、

 

①大規模な自然災害や突発的に発生する人為的災害等の想定外リスク克服

 

②人類が未知の新商品(サービスやシステムや製品や技術)をスピーディに創出

 

③ ①と②で培われたノウハウの知識資産化とそのデータベース構築

についても積極的に取組んでいます。


2025万博へのアイデア提案


 2018年11月23日、2025年大阪・関西万博の開催が決定しました。2025万博では、

1.国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)が達成される社会

2.日本の国家戦略Society 5.0の実現

を目指し、当社提案の知識資産コンセプトと共通点が多々ある

・未来社会の「共創」

・課題やソリューションの共有プラットフォーム構築 

・人類共通の課題解決に向け、先端技術など世界の英知を集め、新たなアイデアを創造、発信

等が可能な未来社会の実験場が設置予定です。

 

 当社は、2025万博へ積極的にアイデア提案します。