AI技術は、下記に示すようにプロセッサー開発に伴い日々進展しています。2030年代後半には、人間の演算速度の100万倍の高速演算性能を有する高速プロセッサーが開発される見込みです。
クラウドネットワーク上で各種計算を行うサーバの処理能力は、スーパーコンピュータの性能に比例して年々向上しています。
人間の脳の基本性能は、脳細胞数(1011個)と1個の脳細胞から出ているシナプス(神経細胞と神経細胞の接合部)数(104本)とそのスイッチング速度(10Hz)の仮定から、1秒間に1016回程度の演算速度と推測されています。
2021年の最高速スーパーコンピュータの演算速度は1EFlops(1.0×1018)程度であり、4年ごとに10倍の高速化を見込むと、2030年代の演算速度は10ZFlops(1.0×1022)を超えて、スーパーコンピュータは人間の脳の106(百万)倍の演算速度を持つことになります。その結果、我々人間はスーパーコンピュータ並み高性能サーバにネットワークを介してアクセスすれば所謂100万馬力相当の知力アシストを得て、より利便性や快適性に優れたAI利用型サービスを利用可能になります。
クラウド型知能は、DX(Digital Transformation)化された人の匠の技(ノウハウ)を順次AIへ移植することにより、段階的に高度化します。また、ロボットに搭載したローカル型知能もロボットがクラウドネットワークに常時インターネット接続可能な環境下にある場合、クラウド型知能レベルの向上に連動してインテリジェント化していきます。さらに、ロボットに搭載された各種センサーのセンシング情報を活用すれば、人のノウハウを超えたロボットのローカル型知能の更なるインテリジェント化も可能になると想定しています。
現在は、人のノウハウをAIへ移植する段階ですが、将来的には、個人の各種問題解決を支援するハイレベルなAIも開発されると期待できます。
AI研究者の究極の目標は、人間の知能と同様の汎用的な知能処理が可能な汎用人工知能(AGI: Artificial General Intelligence)、換言すれば「超知能」の実現です。
当社では、まず初めに、従来はエキスパートの支援により実行していた目標達成行動をAIがどの程度まで代行支援できるのか。次に、リアルタイム性が要求されるアプリケーションへの対応についての可能性検討を実施します。
最終的には、安全走行を実現するシステムとして要求される全体的なパフォーマンスに加えて「認識」、「判断」、「操作」の個別の基本機能の性能も厳しく評価される車の自動運転システムを想定し、超知能実現に向けての技術的な課題を明らかにします。
ご関心のある方々からのご連絡をお待ちしています。
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